そのホームページも、どんどん活かしていかないと宝の持ち腐れですよね。
その活かす方法の1つがSSLです。2018年はホームページを持っている方にとって、SSLに本気で取り組まないといけない「SSL元年」ともいうべき年でした。
風俗ホームページ制作比較.comでは、「SSLって何?」を、専門知識ではなくホームページ制作業者を選ぶ為の指標となるよう、また、いかにホームページにとって重要かを解説していきます。
1 SSLって、なんで必要なの?
2018年は、ホームページを持っている方にとって、SSLに本気で取り組まないといけない「SSL元年」ともいうべき年でした。
ですが、「SSLって何?」というかたには、ピンとこないと思います。
一般では専門知識が必要ではないので、どういう効果があり、どうして必要かを知っていただけたらと思います。
まず、SSLを導入したら「http://~」が「https://~」とsがつくことを覚えておいてください。
※sは「secure」の頭文字です。
風俗店ホームページにとってのSSLの役割は、大きく分けて2つあります。
- 1.通信データを暗号化して不正なことからお客様を守る。
- 通信の暗号化により、ホームページから送信される「クレジットカード情報を含む個人情報」を悪意のある第三者から守っているのです。
ホームページから予約をされる方や、お問合せをする方にとっては、安心感を得られますよね。
また、データ改竄や、なりすまし業者からも守っています。 - 2.Google検索結果で上位表示される(かも)。
- 2014年にGoogleが「SSL対応したサイトを検索順位の評価基準に組み込む」と発表しました。
まだまだ影響は少ないと言えますし、今まで「http」だったものを「https」に変える事で順位が落ちる可能性もありますが、今後の事を考えると即座にSSLを導入するに越したことはありません。
これからホームページを作る方は迷わずにSSL導入をして下さい。
すでにホームページをお持ちの場合は、なるべく順位を落とさない対策をできる業者を選ぶ必要があります。
どうやって導入するのかわからない方は、次の「SSLを導入しよう」をご参照ください。
2 SSLを導入しよう
2.1 どうやってSSLを導入するの?
SSLを導入する方法は基本的には「業者に依頼もしくは申請してお金を払う(年額)」だけです。
ドメインの所有者の違いや、レンタルサーバによって、料金や申請方法について若干の違いがありますので下記を参考にしてください。
- ドメインもウェブサーバも自分で管理をしている
- お名前ドットコムや、コアサーバ、さくらインターネット、カゴヤなどレンタルサーバを借りている場合は管理画面にSSLの導入ボタンがあるはずです。
クリックして、指定のお支払い方法で入金をすれば、あとは自動的にSSLが対応されます。
年額:10,000円~35,000円
※無料のところあり。 - 業者にドメインもウェブサーバもまかせている
- 業者によっては、すでにSSL全対応をしているところもありますので、まずはSSLを導入しているか確認します。
ご自分のホームページが「https」で始まっていれば導入済です。
もし、導入がまだなら業者にお問い合わせをしてください。
料金は業者によって違いがありますので、お支払い方法や支払い月を忘れずに確認をしてください。
年額:5,000円~12,000円が多い
※無料のところあり。
SSLの導入に価格差があるのは次で解説します。
2.2 SSLの費用って業者によって違うんだけど・・・
SSLには「本物だとお墨付きをあたえる【認証】」という概念があります。
もし、認証がないと「なりすまし」が簡単に行えます。
例えば、買い物をしにAmazonに行ったはずが、、、
Amazonの「なりすまし」かもしれないわけです。
もし「なりすましAmazon」で買い物をしたら、クレジットカード情報だけでなく、住所も電話番号もメールアドレスも盗まれてしまいます。
ホームページでは、ホームページが本物だと「認証」をする信頼できる第三者の「認証局」があり、「本物という証明書」を貰っておくわけです。
この「認証局」によって料金がまちまちなため料金に差がでます。
(料金の細かい違いは専門的すぎるので割愛します。)
認証局毎の料金を一部、紹介します。(年額)
- シマンテック: ¥87,480 ~ ¥174,960
- グローバルサイン: ¥37,584 ~ ¥138,240
- ジオトラスト: ¥33,804 ~ ¥59,400
- サイバートラスト: ¥81,000 ~ ¥162,000
ホームページをお持ちの風俗店、または検討している風俗店にとって気になる点は「料金による安全性の差」と思いますので、次は「無料のメリット・デメリット」について解説します。
2.3 SSL無料のメリット・デメリット
無料でSSLを提供できる理由は、主に「無料の証明書を発行する認証局」を使っているからになります。
有名なところでは「Let’s Encrypt」という証明書があります。
無料だからといってバカにはできません。
ネットワーク業界で超有名なCisco Systemsや、Akamai Technologiesといった企業が支援をしています。
無料と有料で心配に思われる点をあげていくと
①0円で提供できる理由
認証局はSSLサーバー証明書の運用のため多くのITインフラを必要とするため、必然的にコストがかかります。
無料で提供をしているLet’s Encryptの場合は、そのコストを支援企業からの寄付によって支えられているという差があるだけと言えます。
②暗号化強度の違い
同じSSLサーバー証明書である以上、無料だからといって解読されやすい暗号が使われているということはありません。
10万円以上するような高価格の証明書でも、無料の証明書と暗号化強度は同じと言えます。
③オプションサービスの有無
無料にはオプションサービスが無いことが多いです。
有料の場合、例えば「クレジットカード番号が漏洩」した時など損害補償があるものもあります。
④サポートの有無
無料の場合、手厚いサポートがありません。
ですが、普通にホームページにSSLを導入するだけの場合、「導入を依頼する」「更新を依頼する」しか、やることがありませんので殆どサポートの必要はないと言えます。
3 余談
さて、本記事では、SSLと一巻して表現をしていますが、ここで補足をさせて頂きます。
広く一般的な名称なため「SSL」と記載していますが、SSLが指す内容として「SSL」と「TLS」両方が含まれています。
TLSは「Transport Layer Security」(トランスポート・レイヤー・セキュリティ)の略でSSL「Secure Sockets Layer」(セキュア・ソケット・レイヤー)の次世代規格です。
「SSL」ではなく「SSL/TLS」と両方の記載をするところもありますが、意味は「SSL」と同じです。
それでは、まとめさせて頂きます。
4 まとめ
- Q.SSLって何?
- A.通信データを、安全にやりとりをする通信の規約のことです。
端的に、安全に通信をする仕組み。安全に通信をする技術。と思っていただいても問題ありません。
※実際には通信だけでなく、通信相手の認証や改竄検出も含まれます。
- Q.SSLってどうして必要なの?
- A.悪意のある第三者から、お客様のデータ(個人情報やクレジットカード情報)を守り、お客様からの信頼度が増すからです。
また、Google検索結果の上位表示の条件になる事が想定されています。
- Q.なんで無料とか有料があるの?
- A.設備費など有料があたりまえですが、支援団体の寄付で運営している非営利団体のサービスを流用して無料で提供している業者もあります。
- Q.無料のSSLって信頼できるの?
- A.一般的なホームページ運用では、有料と同レベルで信頼できます。
- Q.どうやって導入するの?
- A.基本は「お金を払って申請(依頼)」するだけです。ご利用の業者のホームページを見るか、問い合わせをしてみてください。
SSLの重要性について、うまく伝わりましたでしょうか。
ホームページの価値を高め、お客様の信頼も増すことができるSSLの導入は、どうしても数千から数万のお金がかかります。
現在は、無料で標準実装をしている制作会社もありますので、ホームページ制作会社をお探しの時は是非、SSLも選定条件の1つに加えてください。